2. 介護保険料は「住むまち」ごとに違う

全国平均は6225円ですが、介護保険料は自治体によって金額が異なります。健康保険料や厚生年金保険料とは異なり、介護保険料は各自治体の条例にもとづき決定しているためです。

保険料の低い自治体と高い自治体の上位10位を見てみましょう。

保険料の低い自治体と高い自治体の上位10位2/3

保険料の低い自治体と高い自治体の上位10位

出所:厚生労働省「第9期計画期間における介護保険の第1号保険料について」

2.1 保険料が高い自治体

  • 大阪府大阪市:9249円
  • 大阪府守口市:8970円
  • 大阪府門真市:8749円
  • 岩手県西和賀町:8100円
  • 青森県七戸町:7900円
  • 東京都檜原村:7900円
  • 大阪府松原市:7900円
  • 青森県東北町:7880円
  • 青森県東通村など:7800円
  • 青森県六ヶ所村など:7700円

2.2 保険料が低い自治体

  • 東京都小笠原村:3374円
  • 北海道音威子府村:3600円
  • 群馬県草津町:3600円
  • 宮城県大河原町:4000円
  • 北海道根室市:4300円
  • 北海道深川市:4300円
  • 北海道登別市:4300円
  • 埼玉県鳩山町:4300円
  • 千葉県栄町:4300円
  • 北海道広尾町:4400円

保険料が低い自治体では、3000円台のところがいくつか見られます。小笠原村の保険料は3374円と、平均のほぼ2分の1に迫る金額です。一方、保険料が高い自治体は、大阪市で9249円と唯一9000円台になっています。このほかの自治体も8000円台や7000円台後半と、平均を1000円以上上回る金額です。

こうした差が生まれるのは、要介護認定を受けている人数の多さや身寄りのない高齢者の多さ、地域の所得水準の低さなどが要因と考えられます。実情は自治体ごとに異なるため、保険料を一律に設定することはできないのです。

次章では、介護保険料の負担ルールを解説します。