3. 【75歳以上 後期高齢シニア夫婦】支出の特徴とは?
先述の「75歳以上 後期高齢シニア夫婦」の家計収支データから、支出の特徴を見てみましょう。
① 住居費が極めて低い
持ち家世帯が大半を占めるため、家賃や住宅ローンの負担はほぼありません。
現役世代と比べると、この点は支出を抑える大きな要因となっています。
② 大きな介護費用はここに含まれていない
家計調査で示されている支出は、いわゆる日常生活費が中心です。
介護サービス利用料や施設入居費といった 高額になりやすい特別支出は別途発生する可能性があり、介護が必要になると赤字幅は一段と大きくなります。
3.1 ゆとり生活との差額に注意
生命保険文化センター「2025(令和7)年度 生活保障に関する調査(速報版)」の結果では、夫婦2人の老後生活費は
- 最低限必要な生活費:23万9000円
- ゆとりある生活費:39万1000円
とされています。
これと照らし合わせると、
実収入(約25万円)は「最低日常生活費」をかろうじて上回る水準で、「ゆとりある生活費」には毎月13万円以上不足
という状況になります。
老後の満足度は、この“13万円の差”をどのように補うかで大きく変わります。現役期にどれだけ準備できるかが、将来の安心につながります。