1月も下旬になり、庭の梅のつぼみが少しずつふくらみ始めました。春の気配が近づいてきているのを感じますが、まだまだ寒さは厳しいままですね。
暖房をつけっぱなしの日が続くと、ポストに届く電気代の明細を見るのが少し憂うつになってしまう方も多いでしょう。
そんな日々の支払いを重ねる中で、「この先、年金だけで生活していけるんだろうか」とふと心配になることはありませんか。
実際のところ、生活保護を受けている世帯のうち、半数以上が高齢者世帯です。これは、長く働いてきた方でも、年金収入だけでは生活が追いつかなくなることがあり得る、という現実を示しています。
今回は、生活保護の受給状況と、シニア世代の家計収支や年金額のデータを照らし合わせながら、その背景を見ていきます。
1. 生活保護受給世帯のうち、およそ半数を「単身高齢者世帯」が占めている実態
厚生労働省の「生活保護の被保護者調査(令和7年10月分概数)」によると、2025年10月時点で生活保護を受給している人は約199万人(1,986,575人)となります。
これは、人口100人あたり約1.61人が生活保護を利用している計算になります。
生活保護の被保護者数や世帯数は前年同月と比べて減少しており、新規の申請件数や保護開始世帯数についても、以下のとおり減少が見られます。
- 保護の申請件数:2万1241件 前年同月比320件減少(1.5%減)
- 保護開始世帯数:1万9366世帯 前年同月比441世帯減少(2.2%減)
生活保護を受給している世帯の構成を確認してみましょう。
【世帯類型別世帯数及び割合(保護停止中を含まない)】
- 高齢者世帯:55.0%
単身世帯:51.4%
二人以上世帯:3.7%
- 高齢者以外世帯:45.0%
母子世帯:3.6%
障害者・傷病者世帯:25.4%
その他の世帯:16.0%
内訳を見ると、受給世帯のおよそ半数を「単身の高齢者世帯」が占めています。
そこで次に、単身高齢者世帯における平均的な「生活費」と「年金受給額」について見ていきましょう。
