厚生年金＋国民年金「ひと月20万円（年間240万円）超」もらっている人は何％？《12月15日は年内最後の年金支給日》【年金制度改正法が成立】どんな影響がある？

年末年始は家計の見直しや資産形成の計画を立てるのに適した時期です。

老後の生活を支える柱となる公的年金制度について、将来いくら受け取れるのか、漠然とした不安を感じる方は少なくないでしょう。

老後に向けた資産づくりを進める第一歩として、公的年金が現在どの程度の水準にあるのか把握しておくことが不可欠です。

日本の年金制度は、原則全員加入の国民年金と、会社員などが上乗せで加入する厚生年金から成る「2階建て」の仕組みとなっています。

この記事では、公的年金制度の基本を再確認するとともに、厚生労働省の最新データをもとに、国民年金と厚生年金の平均年金月額をご紹介します。

また、厚生年金＋国民年金を「ひと月20万円（年間240万円）超」もらっている人は何％いるのか具体的に見ていきます。

老後の生活費をどのように準備して資産形成を進めていったらよいのか、考える際の参考にご覧ください。

1. 「国民年金」と「厚生年金」加入するのはどんな人？

日本の公的年金制度は「2階建て」

出所：日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」等を参考にLIMO編集部作成

日本の公的年金制度は、「国民年金（基礎年金）」をベースとし、会社員や公務員などが「厚生年金」に上乗せ加入する二階建て構造です。