2025年12月1日に発表された転職サービス「doda」の「平均年収ランキング2025」によると、平均年収は429万円と3年連続で上昇し、物価高を背景とした賃金アップの傾向が明確になりました。
本記事では、年収データを職種別、業種別でみていきます。
さらに、多くの企業が支給する2025年冬のボーナス最新額も産業別に確認していきます。
1. 平均年収は3年連続上昇!2025年は「429万円」と過去最高を更新
2025年12月1日、転職サービス「doda」は「平均年収ランキング2025」を発表しました。
平均年収は2017年以降で最高値となる429万円に。2023年から3年連続で上昇しており、昨今の物価高等を背景とした賃金アップが反映されていることがわかります。
【平均年収】
- 2017年:418万円
- 2018年:414万円
- 2019年:408万円
- 2020年:409万円
- 2021年:403万円
- 2022年:403万円
- 2023年:414万円
- 2024年:426万円
- 2025年:429万円
2. 職種別平均年収ランキング
職種別に平均年収ランキングを見ていきましょう。
- 1位 医師:1063万円
- 2位 投資銀行業務:932万円
- 3位 運用(ファンドマネジャー/ディーラー):842万円
- 4位 弁護士:835万円
- 5位 MR:803万円
- 6位 内部監査:753万円
- 7位 業務改革コンサルタント(BRP):738万円
- 8位 戦略/経営コンサルタント:730万円
- 9位 知的財産/特許:723万円
- 10位 内部統制:716万円
- 10位 リスクコンサルタント:716万円
平均年収1位の医師は1063万円と唯一1000万円を超えています。
2位の「投資銀行業務(932万円)」は前年比+109万円、「会計コンサルタント/財務アドバイザリー(640万円)」は前年比+74万円と、特に前年からの伸びが大きかった職種です。
3. 業種別平均年収ランキング
つづいて業種別に平均年収ランキングを見ていきましょう。
- 1位 投信/投資顧問(金融):814万円
- 2位 たばこ(メーカー):759万円
- 3位 ベンチャーキャピタル/プライベートエクイティ(金融):724万円
- 4位 医薬品メーカー(メディカル):684万円
- 5位 証券会社(金融):609万円
- 6位 トイレタリー(メーカー):608万円
- 7位 信託銀行(金融):607万円
- 8位 財務/会計アドバイザリー(サービス):595万円
- 9位 総合電機メーカー(メーカー):593万円
- 10位 診断薬/臨床検査機器/臨床検査試薬メーカー(メディカル):586万円
10位までに金融が4つランクインしています。メーカーも、たばこ、トイレタリー、総合電機メーカーで3つランクイン。
4. 2025年「冬のボーナス」いくら?
多くの企業が冬のボーナスを支給する時期です。2025年10月に一般財団法人 労務行政研究所がリリースした「東証プライム上場企業の2025年 年末一時金(賞与・ボーナス)の妥結水準調査」より、賞与の妥結水準を見ていきましょう。
◆全産業:87万4214円(前年同期比:4.4%)
◆製造業:90万2043円(前年同期比:4.4%)
- 水産・食品:78万5601円(前年同期比:3.1%)
- 繊維:86万1117円(前年同期比:1.6%)
- 紙・パルプ:70万7143円(前年同期比:2.1%)
- 化学:89万1533円(前年同期比:3.8%)
- ゴム:83万5000円(前年同期比:1.7%)
- ガラス・土石:86万9500円(前年同期比:4.1%)
- 鉄鋼:89万6267円(前年同期比:▲3.8%)
- 非鉄・金属:84万3442円(前年同期比:9.4%)
- 機械:94万8567円(前年同期比:9.7%)
- 電気機器:98万9924円(前年同期比:4.7%)
- 輸送用機器:97万9414円(前年同期比:4.1%)
- (自動車:102万9506円)(前年同期比:2.8%)
- 精密機器:87万4693円(前年同期比:11.4%)
- その他製造:79万2573円(前年同期比:3.5%)
◆非製造業:72万8109円(前年同期比:4.4%)
- 建設:96万3333円(前年同期比:6.8%)
- 商業:62万1833円(前年同期比:3.0%)
- 情報・通信:90万7250円(前年同期比:2.7%)
- 電力:90万1400円(前年同期比:8.3%)
冬のボーナスは、鉄鋼を除きほとんどの産業で前年と比べて増加。精密機器においては、前年同期比+11.4%となっています。
5. まとめ
dodaの調査によると、2025年の平均年収429万円は、過去最高水準となりました。
一方で、職種別・業種別のランキングからは、専門性の高い金融や医薬品メーカーといった分野が高年収を牽引している構図が浮かび上がります。
また、冬のボーナスも鉄鋼を除きほとんどの産業で増加しており、特に精密機器や機械で高い伸びを記録しています。
こうしたデータを参考に、ご自身の市場価値やキャリアの方向性を見つめ直し、今後の年収アップに向けた具体的な転職・キャリア戦略を練るきっかけとしてください。
参考資料
和田 直子