2025年も終わりに近づき、今月は年内最後の年金支給月となります。
12月15日(月)には、10月・11月分の年金が支給されますが、年金に上乗せして「年金生活者支援給付金」を受け取る方もいることを知っていますか。
「年金生活者支援給付金」は、公的年金を含めた所得が一定基準に満たない年金受給者の生活を支えるための恒久的な支援制度です。
一度きりの給付ではなく、支給要件を満たし続ける限り、2カ月に1度、年金に上乗せして継続的に受け取ることができます。
ただし、受給するには「申請手続き」が必要です。
給付額は基礎年金の種類に応じて異なり、毎年度見直しが行われています。
この記事では「年金生活者支援給付金」の対象者や給付基準額、そして必要な請求手続きについてわかりやすく解説していきます。
1. 年金生活者支援給付金の概要
年金生活者支援給付金は、公的年金などの収入が一定基準額に満たない方を対象とした制度です。ここでは、その基本的な仕組みについて解説します。
「年金生活者支援給付金」は、公的年金などを含めても所得が低い世帯を支援する給付金です。2カ月に一度の年金支給日に、公的年金に上乗せされる形で支給されます。
住民税非課税世帯を対象とした一時的な給付金とは性質が異なり、支給要件を満たす限り継続的に受け取れる恒久的な制度として位置づけられています。
年金生活者支援給付金には、以下の3つのタイプがあります。
1.1 給付金は3つのタイプに分類
- 老齢年金生活者支援給付金(補足的老齢年金生活者支援給付金を含む)
- 障害年金生活者支援給付金
- 遺族年金生活者支援給付金
それぞれの種類ごとに、どのような方が対象になるのか見ていきましょう。
