2025年もあとわずか。おせち料理やお年玉の準備に忙しくなりますね。

先日、12月15日は2か月に一度の年金支給月でした。ご自身の将来の生活について考える機会も増えるのではないでしょうか。

公的年金だけでは生活費が心もとないと感じる方も少なくない中、年金収入や所得が一定基準以下の場合に、年金に上乗せして支給される「年金生活者支援給付金」という制度があります。

この記事では、どのような人が対象で、いくら受け取れるのか、そしてどうすれば手続きができるのかを分かりやすく解説します。

ご自身やご家族が対象になるか、ぜひこの機会に確認してみてはいかがでしょうか。

1. 【年金生活者支援給付金】どんな制度なの?

年金生活者支援給付金とは、年金受給者の生活を支える目的で創設された制度です。

対象となる人には、2カ月に1回、公的年金の支給日にあわせて年金生活者支援給付金が振り込まれます。

なお、年金生活者支援給付金は、基礎年金の種類に応じて「老齢年金生活者支援給付金」「障害年金生活者支援給付金」「遺族年金生活者支援給付金」の3種類あります。

それぞれの所得要件を満たす基礎年金受給者が、この給付金の対象となります。