7. 「年金生活者支援給付金」未手続の方はまだ間に合う!
今回は、公的年金に上乗せして支給される「年金生活者支援給付金」について、その概要や要件、手続き方法を解説しました。
この制度は、年金収入や所得が一定の基準を下回る方の生活を支えるための大切な仕組みです。
ご自身の状況が支給要件に当てはまるかもしれないと感じた方は、日本年金機構から届く通知に注意したり、お近くの年金事務所に問い合わせてみたりすることをおすすめします。
なお、前述のとおり9月頃には新たに年金生活者支援給付金の対象となる年金受給者に、請求書が送付されました。
9月末までに日本年金機構に請求書が到着した方は、12月15日に10月分と11月分の給付金が振り込まれています。まだ手もとに年金生活者支援給付金の請求書がある方は、速やかに提出しましょう。
令和8年1月5日(月)までに日本年金機構に到着するよう提出すれば、10月分から受けとることができます。この期日を過ぎると、請求した月の翌月分からのお受けとりとなってしまいますので注意しましょう。
将来のお金に関する準備として、資産形成への関心が高まっていますが、まずは利用できる公的制度を正しく理解し、活用していくことが重要です。
本記事が、ご自身の年金生活をより豊かにするための情報としてお役に立てば幸いです。
参考資料
- 厚生労働省「年金生活者支援給付金制度」
- 日本年金機構「老齢(補足的老齢)年金生活者支援給付金の概要」
- 日本年金機構「令和7年4月分からの年金額等について」
- 日本年金機構「老齢基礎年金を新規に請求する方の請求手続きの流れ」
- 日本年金機構「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)が届いた方へ」
- 日本年金機構「Q.手続きが遅れると年金生活者支援給付金は受け取れなくなりますか。」
和田 直子