2025年11月21日に閣議決定された総合経済対策では、3本の柱が掲げられました。

このうち、第1の柱として注目を浴びているのが「生活の安全保障・物価高への対応」です。

足元で進む物価高への対策として、重点支援地方交付金が拡充されることが決まったのです。こちらを財源とし、地方自治体ではさまざまな施策が進められると思われます。

中でも「お米券」が気になるという方は多いのではないでしょうか。毎日の食卓に欠かせないお米だからこそ、支援が受けられるのか気になります。

そこで本記事では、閣議決定された令和7年度総合経済対策の内容を見ていくとともに、「お米券」をめぐる自治体の動きについてまとめていきます。

1. 「強い経済」を実現する総合経済対策が閣議決定

2025年11月21日、「強い経済」を実現する総合経済対策が閣議決定されました。

経済対策の枠組みとして、3つの柱が掲げられています。

 

  • 第1の柱:生活の安全保障・物価高への対応
  • 第2の柱:危機管理投資・成長投資による強い経済の実現
  • 第3の柱:防衛力と外交力の強化

国民の暮らしに直結しやすい、第1の柱に関心を寄せる人は少なくないでしょう。

物価高の影響を受ける中低所得者の支援として、給付付き税額控除の制度設計にも着手するとしています。

さらに「重点支援地方交付金」の拡充により、物価高騰に対する支援を措置することとしました。