2. 個人向け国債「変動10年」の適用利率はどれくらい上がってる？
前述のとおり、個人向け国債の変動金利タイプでは、半年ごとに適用される利率が見直されます。
2024年3月にマイナス金利の解除が決定して以降、金利は緩やかな上昇傾向にあります。
ここでは、個人向け国債の変動金利がどのように推移しているのかを見ていきましょう。
個人向け国債「変動10年（第158回債）」適用利率の推移
- 令和5年6月16日から令和5年12月15日：0.28%
- 令和5年12月16日から令和6年6月15日：0.60%
- 令和6年6月16日から令和6年12月15日：0.57%
- 令和6年12月16日から令和7年6月15日：0.65%
- 令和7年6月16日から令和7年12月15日：0.84%
- 令和7年12月16日から令和8年6月15日：1.10%
適用利率0.28％でスタートした変動10年の第158回発行債は、現在では1.10％まで上昇しています。
ただし、変動金利である以上、適用利率が今後も必ず上昇するとは限りません。
市場環境によっては、利率が低下する可能性もあるため、その点には注意しておく必要があります。
