5. 年金生活者支援給付金で分からないことがあれば「給付金専用ダイヤル」に問い合わせを
年金生活者支援給付金については、日本年金機構の公式サイトで最新の制度内容や手続き方法を確認できます。
不明点がある場合は、給付金に関する問い合わせを受け付けている「給付金専用ダイヤル」で直接相談することも可能です。
また、耳や発声に不自由があり電話での相談が難しい方には、ファクシミリによる相談窓口も用意されています。
問い合わせの際は、相談する本人の基礎年金番号が確認できる書類(年金手帳・年金証書など)を手元に準備しておきましょう。
なお、代理人が問い合わせる場合も同様に、代理人自身の基礎年金番号が必要となります。
- ナビダイヤル:0570-05-4092
- 050で始まる電話の場合(一般電話):03-5539-2216(東京)
【受付時間】
- 月曜日:8時30分〜19時
- 火曜日〜金曜日:8時30分〜17時15分
- 第2土曜日:9時30分〜16時
※月曜日が祝日の場合は、翌開所日が19時まで受付
※土・日・祝日(第2土曜を除く)および12月29日〜1月3日は休業
6. 将来に向けた「備え」を検討しておく
年金生活者支援給付金は、年金収入や所得が一定以下の人を支えるために設けられた制度で、対象となれば年金に上乗せして受け取ることができます。
特別な手続きをしなくても支給されると思われがちですが、原則として申請が必要な「申請主義」の給付金である点には注意が必要です。
特に12月は、年金支給日と重なり給付金が振り込まれるケースもあるため、「自分は対象なのか」「過去に申請を済ませているか」を確認しておくことが大切です。老齢年金だけでなく、障害年金や遺族年金を受給している場合でも、条件次第で給付金の対象となる可能性があります。
物価上昇が続く中、少額でも安定した給付は家計の安心につながります。年末のこの時期に、年金額や所得状況を整理し、少しでも不安があれば年金事務所や専用ダイヤルで早めに確認しておくことをおすすめします。
参考資料
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 厚生労働省「年金生活者支援給付金制度について」
- 日本年金機構「年金生活者支援給付金の概要」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします~年金額は前年度から 1.9%の引上げです~」
- 日本年金機構「老齢基礎年金を新規に請求される方の請求手続きの流れ」
- 厚生労働省「年金生活者支援給付金 よくあるご質問(Q&A)」
- 日本年金機構「年金生活者支援給付金」
マネー編集部社会保障班

