2. 世帯主が65歳以上の「働くシニアも含めた二人以上世帯」平均貯蓄額はいくら?
総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2024年(令和6年)平均結果-(二人以上の世帯)貯蓄の状況」から、働くシニアも含めた「世帯主が65歳以上」の世帯の貯蓄事情を見てみます。
平均値:2509万円
貯蓄保有世帯の中央値:1658万円
データを詳しく見ると、貯蓄額が「3000万円以上〜4000万円未満」の世帯が9.4%、「4,000万円以上」の世帯が20.0%を占めており、およそ3割のシニア世帯が3000万円以上の貯蓄を保有していることがわかります。
この層には、退職金を上手に運用したり、不動産や株式などで資産を維持している家庭も多く、老後の生活に比較的余裕があると考えられます。
一方で、中央値(1658万円)に届かない世帯が全体の約半数にのぼり、貯蓄が500万円未満の世帯も約2割存在します。
こうしたデータからは、シニア世帯の間で「ゆとりある老後を送る層」と「生活費の確保に不安を抱える層」という二極化の傾向が進んでいることがうかがえます。
著者
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)、生命保険募集人。証券会社で約8年間、株式や投資信託、生命保険等の販売に携わる。退職後はフリーライター兼個人投資家として活動。金融ジャンルの記事を中心に執筆しつつ、日々のマーケット動向も注視している。
監修者
マネー編集部社会保障班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに社会保障制度や社会福祉、公的扶助、保険医療などをテーマに関する記事を執筆・編集・公開している。
マネー編集部社会保障班は、地方自治体職員出身の太田彩子、日本生命保険相互会社出身の村岸理美、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子など、豊富な経験と知識を有した編集者で構成されている。表彰歴多数の編集者も複数在籍。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務や、国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担った実務経験者も在籍している。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年8月26日)