3. 冬でもできる!寄せ植えづくりの「コツ&育て方」

色とりどりのパンジーやビオラを植木鉢に植えている様子

Victoria OM/shutterstock.com

3.1 寒さに強い植物を選ぶ

気温が下がってから寄せ植えをつくる場合は、寒さに強い植物を選びましょう。多年草の場合はタグを確認し「耐寒性多年草」と表記されているものが、寒さに強い植物です。

一年草の場合はタグではわかりにくい植物もありますが、耐寒温度や真冬も咲くのかなどを確認して購入しましょう。

3.2 なるべく根を崩さずに植える

植物を寄せ植えする際、ポットを外したあとに根をほぐすと植え付けやすくなりますが、植物にとってはダメージになることもあります。

気温が下がってから植え付ける場合は植物へのダメージを最小限にするため、根はほぐさず、ポットから外してそのまま植え付けましょう。

3.3 枝葉のカットも控える

購入した苗が間延びしていたり、花数が少なかったりする場合、本来であれば切り戻して形を整えると新しい花芽ができて花数が増えます。

しかし、冬は植物の成長が遅いためいつまでも花芽が付かず、春まで花がない状態が続いてしまうかもしれません。枝葉のカットは気温が上がる春まで待ちましょう。

3.4 マルチングをする

寄せ植えに霜が降りたり土が凍ったりすると、植物が傷む原因になります。根を保護し、少しでも土の温度を保つため、土の上にバークチップなどを敷いてマルチングをしておきましょう。見た目もおしゃれになりますよ。

3.5 置く場所を工夫する

寒さに強い植物でも、寒風が吹きつける場所や強い霜が降りる場所では傷んでしまうこともあります。特に植え付け直後の苗は弱りやすいため、軒下や、なるべく風当たりが少なく日当たりのよい場所を選んで置きましょう。

3.6 水やり頻度は少なめに

冬の間は気温が低く、植物が水を吸う量も少ないため、土が乾きにくい状態です。水のやりすぎは根を傷めることにもなるので、水やりの頻度は少なめにします。

水やりはプランターの土が乾いてから、晴れている暖かい日の午前中に、鉢底の穴から水が出るまでたっぷりと与えましょう。

4. まとめにかえて

筆者が実際に寒さに強い植物でつくった寄せ植えをご紹介しました。筆者は寒冷地に住んでいますが、今のところ玄関先で寒さに耐えてくれています。

寒さに強い植物を使えば、関東平野部以西の比較的暖かい地域なら、これからの時期に寄せ植えをつくっても屋外で春まで楽しめます。寒冷地でも風除室や暖房のない日当たりの良い室内なら、今からでも寄せ植えをつくって飾ることが可能です。

この記事を参考に、寒さに強い植物で寄せ植えをつくって、冬の玄関先を華やかにしてみませんか?