クリスマスや年末年始が近づき、これからイベントや来客が増える時期。「玄関先に彩りが欲しい」「今からでも植えられる植物はあるのかな?」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

植物の多くは春や秋が植え付けの適期ですが、寒さに強い植物の中には今から植えられるものもあります。また、適期を過ぎていても、少しの工夫で植え付けが可能です。

そこでこの記事では、筆者が自宅の玄関先に飾るため、寒さに強い植物でつくった寄せ植えを、植物の参考価格とともに紹介します。記事後半では寒い季節に寄せ植えをつくるコツもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

1. この記事で紹介する「寒さに強い植物でつくる冬の寄せ植え」

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ビオラ、ハボタン、ヒューケラ、シロタエギク、スーパーアリッサム、クリスマスローズの寄せ植え

筆者撮影

  • ビオラ
  • スプレー葉ボタン デュエット
  • ヒューケラ ドルチェ グレープジェラート
  • シロタエギク
  • スーパーアリッサム アイシクルナイト
  • クリスマスローズ

2. 冬の寄せ植えに使用した「寒さに強い植物」6選

2.1 ビオラ

楚々とした小ぶりな花が愛らしい「ビオラ」2/9

淡い青紫色のビオラ

筆者撮影

主役に選んだのは、淡い青紫色が素敵なビオラ。ビオラや、ビオラと同じ仲間のパンジーはとても寒さに強く、雪や強い霜に当たっても枯れずに冬から春の間ずっと花を咲かせてくれる一年草です。

今回選んだ苗は少し間延びが気になるため、本来であれば一度切り戻して形を整えるのがおすすめ。しかし、気温が低い時期にカットすると新芽が伸びず、冬の間花が咲かなくなってしまうため、春まではこのまま花を楽しみます。

※ビオラ参考価格:100円~600円前後(3号ポット苗)

2.2 ハボタン

1株で2色楽しめる矮性ハボタン「スプレー葉ボタン デュエット」3/9

白や紫の小ぶりな葉を広げている、スプレー葉ボタン デュエット

筆者撮影

ビオラの右横に植えたのは、スプレー葉ボタン デュエット。一般的な大きくゴージャスな品種とは異なり、1株で2色の小ぶりなハボタンが楽しめる、寄せ植えにぴったりの矮性品種です。

ハボタンは春になると茎が伸びて株姿が変わるため一年草扱いされることも多いのですが、本来は多年草。春に花が咲いた後、花茎を切り戻して脇芽を育てると翌年も楽しめますよ。

※ハボタン参考価格:200円~800円前後(3号ポット苗)

2.3 シロタエギク

温かみのあるもふもふの質感が魅力の「シロタエギク」4/9

白い葉を広げている、シロタエギク

筆者撮影

シロタエギクは、葉の表面に手触りのよい白い毛が密生した、温かみのある多年草。葉の切れ込みも美しく、冬の花をおしゃれに引き立ててくれるシルバーリーフです。

初夏には黄色い花が咲き、白と黄色の鮮やかなコントラストも素敵です。

※シロタエギク参考価格:200円~500円前後(3号ポット苗)

2.4 ヒューケラ

深みのあるブドウ色が美しい「ヒューケラ ドルチェ グレープジェラート」5/9

ワインレッドの葉を広げている、ヒューケラ ドルチェ グレープジェラート

筆者撮影

ヒューケラは日陰と寒さに強く、一年を通して葉の色が鮮やかな多年草。筆者が選んだのは、深みのあるブドウ色が美しい「ヒューケラ ドルチェ グレープジェラート」です。

淡い色合いの花やリーフの中でよいアクセントになり、全体を引き締めてくれています。初夏にベル型の小花を咲かせてくれるのも楽しみです。

※ヒューケラ参考価格:400円~900円前後(3号ポット苗)

2.5 スーパーアリッサム アイシクルナイト

白い小花と斑入りの葉が爽やかな「スーパーアリッサム アイシクルナイト」6/9

白い花を咲かせている、スーパーアリッサム アイシクルナイト。葉の縁は白い斑入り

筆者撮影

スーパーアリッサム アイシクルナイトは、甘い香りの白い小花と、縁に白い斑が入った葉が明るく愛らしい印象。こちらも間延びが気になりますが、カットは春まで我慢します。

スーパーアリッサムは、高温多湿に弱いスイートアリッサムを夏越ししやすいように改良した品種で、比較的丈夫な性質。「半耐寒性」の多年草ではありますが、多少の積雪にも耐えてくれるようなので(※注)、今回の寄せ植えに入れてみました。

※参考価格:300円~600円前後(3号ポット苗)
※注:PROVEN WINNERS(PW)公式 スーパーアリッサム

2.6 クリスマスローズ

日陰と寒さに強い多年草「クリスマスローズ」7/9

明るい緑色の葉を広げている、クリスマスローズ

筆者撮影

日陰と寒さに強い多年草のクリスマスローズ。筆者は淡いピンク色で一重咲きの花の苗を選びました。

しかし、クリスマスローズは株が小さいうちは開花しないため、3号ポットで購入したこのクリスマスローズが咲くのは、おそらく来シーズン以降。今シーズンはリーフプランツとして楽しみます。

※参考価格:400円~2000円前後(3号ポット苗)

3. 冬でもできる!寄せ植えづくりの「コツ&育て方」

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色とりどりのパンジーやビオラを植木鉢に植えている様子

Victoria OM/shutterstock.com

3.1 寒さに強い植物を選ぶ

気温が下がってから寄せ植えをつくる場合は、寒さに強い植物を選びましょう。多年草の場合はタグを確認し「耐寒性多年草」と表記されているものが、寒さに強い植物です。

一年草の場合はタグではわかりにくい植物もありますが、耐寒温度や真冬も咲くのかなどを確認して購入しましょう。

3.2 なるべく根を崩さずに植える

植物を寄せ植えする際、ポットを外したあとに根をほぐすと植え付けやすくなりますが、植物にとってはダメージになることもあります。

気温が下がってから植え付ける場合は植物へのダメージを最小限にするため、根はほぐさず、ポットから外してそのまま植え付けましょう。

3.3 枝葉のカットも控える

購入した苗が間延びしていたり、花数が少なかったりする場合、本来であれば切り戻して形を整えると新しい花芽ができて花数が増えます。

しかし、冬は植物の成長が遅いためいつまでも花芽が付かず、春まで花がない状態が続いてしまうかもしれません。枝葉のカットは気温が上がる春まで待ちましょう。

3.4 マルチングをする

寄せ植えに霜が降りたり土が凍ったりすると、植物が傷む原因になります。根を保護し、少しでも土の温度を保つため、土の上にバークチップなどを敷いてマルチングをしておきましょう。見た目もおしゃれになりますよ。

3.5 置く場所を工夫する

寒さに強い植物でも、寒風が吹きつける場所や強い霜が降りる場所では傷んでしまうこともあります。特に植え付け直後の苗は弱りやすいため、軒下や、なるべく風当たりが少なく日当たりのよい場所を選んで置きましょう。

3.6 水やり頻度は少なめに

冬の間は気温が低く、植物が水を吸う量も少ないため、土が乾きにくい状態です。水のやりすぎは根を傷めることにもなるので、水やりの頻度は少なめにします。

水やりはプランターの土が乾いてから、晴れている暖かい日の午前中に、鉢底の穴から水が出るまでたっぷりと与えましょう。

4. まとめにかえて

筆者が実際に寒さに強い植物でつくった寄せ植えをご紹介しました。筆者は寒冷地に住んでいますが、今のところ玄関先で寒さに耐えてくれています。

寒さに強い植物を使えば、関東平野部以西の比較的暖かい地域なら、これからの時期に寄せ植えをつくっても屋外で春まで楽しめます。寒冷地でも風除室や暖房のない日当たりの良い室内なら、今からでも寄せ植えをつくって飾ることが可能です。

この記事を参考に、寒さに強い植物で寄せ植えをつくって、冬の玄関先を華やかにしてみませんか?

5. こちらの記事もおすすめ!パンジー・ビオラが主役の「センスのいい寄せ植え」植物6選

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紫色の花を咲かせている、鉢植えのパンジー

croquette/shutterstock.com

【センスのいい寄せ植え】冬の定番「パンジー・ビオラ」と相性抜群!おしゃれ&華やかな植物10選

こちらの記事では、冬の定番花であるパンジーやビオラを主役にした「センスのいい寄せ植えづくり」におすすめの、寒さに強い植物を10種ご紹介しています。

冬の玄関先やベランダ、お庭を華やかにしたい方、パンジーやビオラが大好きな方におすすめです。

参考資料

鈴森 真樹