今年も残すところあとわずかとなりましたが、先週は年内最後の年金支給日がありました。ご自身の受取額を改めて確認された方も多いでしょう。
実は、日本の公的支援の多くは、待っているだけでは振り込まれない「申請が必要な制度」ばかりです。例えば、年金に家族手当のような形で上乗せされる「加給年金」などは、請求を忘れると大きな損失に繋がってしまいます。
今回は、年金や雇用保険関連の「自分で手続きしないともらえないお金」について分かりやすくお伝えします。
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1. 「じぶんで手続きしないともらえないお金」自分がどのような支援内容の対象となるか
公的年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)は、私たちの暮らしを支える大切なセーフティーネットです。
ただし、支給要件を満たしたら自動的に振り込まれるわけはありません。年金を受け取るためには「年金請求書」を提出して請求手続きをおこなう必要があります。
国や自治体による「手当」「給付金」「補助金」などの多くもまた、受け取るためには申請手続きが必要です。
申請期限や添付書類などのルールを守れなかった場合、本来受け取れるはずのお金が減額されたり、受け取れなくなってしまったりする可能性もあります。
公的な支援制度を必要に応じて確実に活用するためには、自分がどのような支援内容の対象となるかを理解し、手続きをしっかりおこなうことが大切です。
