3. 【障害年金ニュース③】2025年9月に発表「どの障がいが多く支給された?」
2025年9月、日本年金機構は「障害年金業務統計(令和6年度決定分)」を公表しました。ここでは「どの障がいが」診断書種類別の支給件数を確認します。
3.1 《新規裁定》障害基礎・厚生年金の合計:13万848件
新規裁定とは、新たに障害年金を受けることが決定された件数です。
- 精神・知的障害:8万7697件(全体の67.0%)
- 外部障害:2万7121件(20.7%)
特に障害基礎年金では、精神・知的障害が全体の80.6%と非常に高い割合を占めています。
3.2 《再認定》障害基礎・厚生年金の合計:30万6248件
再認定とは、既に障害年金を受けている人が更新手続きを行った結果、引き続き支給が決定された件数です。
- 精神・知的障害:24万2325件(79.1%)
- 外部障害:3万7001件(12.1%)
- 内部障害:2万6922件(8.8%)
内部障害には呼吸器疾患、循環器疾患、腎疾患・肝疾患・糖尿病、血液・造血器疾患などが含まれています。
精神・知的障害分野で新規裁定・再認定ともに多くの支給決定が行われています。障害年金は、障がいのある方の生活を経済的に支える重要な社会保障制度であり、今後も適切な判定と制度運用の充実が期待されます。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
FP資格「CFP®認定者」及び「1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)」を保有。
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。独立後はファイナンシャルプランナーとして公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。また、マネースクール講師としてNISA、iDeCoを含む資産運用、社会保障など幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMO編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーとして、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。
大の犬好きで、現在も愛犬と暮らす。JADP認定の「動物介護士®」「動物介護ホーム施設責任者®」「ペットセラピスト®」の資格を取得。確かな金融知識を持ちながらも、生活者としてのリアルなライフスタイルやペットケアへの深い造詣を日々の活動の糧としている。
(2026年6月26日更新)