1.1 新NISAの2つの柱「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の特徴を比較
新NISAの「成長投資枠」について
- 年間の投資上限額:240万円
- 非課税で保有できる期間:無期限
- 投資対象となる商品:上場株式や投資信託など
新NISAの「つみたて投資枠」について
- 年間の投資上限額:120万円
- 非課税で保有できる期間:無期限
- 投資対象となる商品:長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託やETF
なお、生涯にわたる非課税保有限度額は合計で1800万円(そのうち成長投資枠は最大1200万円まで)となっており、保有商品を売却すればその分の非課税枠を翌年以降に再利用できます。
新NISAの最大のメリットは、投資によって得られる「売却益」や「配当金」が非課税になる点です。
通常は約2割の税金がかかりますが、その分をそのまま手元に残せるため、資産運用を始めるならまず新NISAの活用を検討すると良いでしょう。
「つみたて投資枠」と「成長投資枠」は同時に利用できるので、ご自身のライフプランや資金状況に合わせて柔軟な運用が可能です。
例えば、毎月コツコツ積み立てる「つみたて投資枠」を基本としながら、まとまった資金ができたときには「成長投資枠」で一括投資するという使い方もできます。
非課税で保有できる期間に制限がなくなったことも、長期的な視点での資産形成を後押しする重要なポイントです。
