お金持ちとは、どれくらい貯蓄を持っている人のことを言うのでしょうか?お金持ちという言葉は曖昧なため、人によってイメージが異なります。どれくらいお金を持っていれば「自分はお金持ちだ!」と思ってもよいのでしょうか。貯蓄額の目標額をはっきりさせて、お金持ちを目指してみましょう。
お金持ちの定義とは?貯蓄額はいくらあればいいの
お金持ちとはどれくらいの貯蓄を持っている方なのでしょうか?
2016年11月、野村総合研究所が発表した推計によれば、富裕層と呼ばれるのは世帯の純金融資産保有額が1億円以上、さらに超富裕層と呼ばれるのは純金融資産保有額が5億円以上の人たちです。日本には超富裕層が7.3万世帯、富裕層は114.4万世帯あり、合計で約122万世帯になるのです。割合では、超富裕層は日本の世帯全体の0.1%、富裕層は全体の2.2%で、合わせて2.3%となります。本物の「お金持ち」は、2.3%にしか満たない狭き門といえます。
ただし、こちらの調査では預貯金、株式、債券などの金融資産のみを対象としており、不動産は含まれていません。そのため資産の多くが不動産を占める方は対象外となっており、不動産を含めた場合の富裕層はもう少し多いことが予想されます。
純金融資産保有額が1億円以上はさすがに無理だ、と感じた方は、大多数であるマス層の一つ上、アッパーマス層を目指すのはいかがでしょうか。アッパーマス層とは、世帯の純金融資産保有額が3,000万円以上5,000万円未満の層のことです。つまり貯蓄額が3,000万円を超えることができれば「自分は普通よりも少しお金を持っている」と思ってもよいといえます。