「お客様に投資信託でリスクをとりましょうと言っておきながら、自分たちでは全然リスクをとっていない」
投資信託は先ほど株式で見たようにインサイダーのルールなどはなく、比較的自由に売買することができます。にもかかわらずです。
先の投信の運用会社の営業担当は次のようにも言っていました。
「本当に投資信託が金融商品として魅力があれば買っていると思うんですよね」
投資信託は、個人投資家がなかなかアクセスできない金融商品や投資機会を提供してくれる便利なツールなはずなのですが、金融機関に勤務する人もその長所に気づいていないともいえます。
では、金融機関で高給取りのビジネスパーソンはどのような運用をしているのでしょうか。
金融機関関係者が好きなキーワード
高給取りの金融機関関係者が好きなキーワードは「節税」です。
では、何に投資をしているのかといえば、一言でいうと、不動産投資です。
賃貸用のマンションや太陽光発電などの実物資産を購入し、その減価償却を活用して税金がかかってくる所得を少なくするのです。