6. まとめ
公的年金の受給額に個人差があるなかで、年金生活者支援給付金は、老齢・障害・遺族それぞれの基礎年金受給者で一定の所得要件を満たす方を支える大切な役割を持っています。
給付金を受け取るうえで最も重要な点は、「請求手続きをもれなくおこなうこと」です。
特に、新たに支給対象となった方や、これから65歳を迎える方は、日本年金機構から送付される請求書を見逃さず、迅速に手続きを完了させることが求められます。この手続きをするかどうかで、年間数万円も収入に差が出る可能性があります。
一度申請すれば、原則として翌年度以降の手続きは不要で、支給要件を満たす限り継続して受け取れます。使える制度は積極的に活用しましょう。
参考資料
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「令和7年4月分からの年金額等について」
- 日本年金機構「年金生活者支援給付金制度について」
- 日本年金機構「老齢(補足的老齢)年金生活者支援給付金の概要」
- 日本年金機構「年金生活者支援給付金の概要」
- 日本年金機構「老齢基礎年金を新規に請求される方の請求手続きの流れ」
- 日本年金機構「年金生活者支援給付金請求手続きのご案内(令和7年度版)」
- 日本年金機構「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)が届いた方へ」
- 総務省「個人住民税」
- 厚生労働省「令和6年簡易生命表の概況」1 主な年齢の平均余命
マネー編集部社会保障班