1. 日経平均はAI、半導体関連などが売られ反落
2025年11月21日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日比1198円06銭安の4万8625円88銭となりました。反落です。20日の米株式市場でダウ工業株30種平均が下落しました。米エヌビディアが19日発表した決算は悪い内容ではなかったものの、伸び悩み、けっきょく3%ほど下げて引けました。ハイパースケーラーと呼ばれる大規模クラウド事業者が人工知能(AI)やデーターセンターへの投資を積極的に推進していますがが、過熱警戒感も高まっています。財務不安を抱える事業者もあります。AIや半導体関連銘柄が乱高下するような動きになっています。東京市場では21日、アドバンテストが12%安、ソフトバンクグループが11%安となりました。
今週、日経平均はどのような動きになるでしょうか。24日の米株式市場でダウ平均は続伸し、終値は前週末比202ドル86セント高の4万6448ドル27セントとなりました。上げ幅は一時300ドルを超える場面もありました。米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は24日、米ニュースチャンネルのFOXビジネスにおいて、12月9〜10日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを支持すると語りました。足元で、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁、サンフランシスコ連銀のデイリー総裁なども12月の利下げを指示する姿勢を示しています。投資家の間に利下げが行われれるとの観測が広がり、幅広い銘柄が買われました。アマゾン・ドット・コム、IBM、エヌビディアなども上昇しました。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も続伸しています。日本株も週初から底堅い展開になることが期待されます。
米国は28日、感謝祭翌日の「ブラックフライデー」で年末商戦がピークとなります。国内では25日、10月の全国百貨店売上高(日本百貨店協会)が発表されます。大手企業の株主総会も相次いで開かれます。26日にはサイゼリヤ、27日にはファーストリテイリング、U-NEXT HOLDINGSなどの株主総会が行われます。
米国は28日、感謝祭翌日の「ブラックフライデー」で年末商戦がピークとなります。米国では投資家の間に利下げが行われれるとの観測が広がり、幅広い銘柄が買われました。日本株も週初から底堅い展開になることが期待されます。
Inside Creative House/shutterstock.com