2. 5万円を割り込み、調整局面へ
先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。6月中旬にローソク足の実体が200日移動平均線を抜けたことで、25日線、75日線とともに主要な移動平均線を上抜けました。その後はこれらの移動平均線に下値をサポートされるように上昇し、11月4日には一時、5万2636円の最高値まで上昇しました。
今後の展開はどうなるでしょうか。最高値を更新した後、調整局面はあったものが、5万円を割り込むとすぐに切り返し反発していました。しかし18日に大きな陰線となり5万円を割ると、その後は軟調となっています。むしろ25日移動平均線に上値を押さえられているような形です。20日はいったん窓をあけて上昇したものの、長い上ヒゲをつけて戻ってしまいました。ここから再び5万円を超えられるかどうかが大きなポイントです。ちょうど25日線と重なっているあたりが上値抵抗線となっており、ここを抜けるのには若干パワーがかかるところですが、抜けると再度、5万円が下値になり、目線を上に持つことができます。
ちょうど25日線と重なっているあたりが上値抵抗線となっており、ここを抜けるのには若干パワーがかかるところですが、抜けると再度、5万円が下値になり、目線を上に持つことができます。
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参考資料
下原 一晃