4. 年金生活者支援給付金はいつ支給される?支給日と振込の仕組み

年金生活者支援給付金は、年6回、偶数月の15日に支給されます。

15日が土日や祝日にあたる場合は、その直前の金融機関営業日に前倒しで支給されます。

振込先の口座は年金を受け取っている口座と同一ですが、年金本体とは別に、同日に支給される形となります。

そのため、通帳にはそれぞれ別の項目として記録されます。

支給額は、原則として前月までの2カ月分です。

例えば、12月15日に支給される年金生活者支援給付金は、10月分と11月分の合計額となります。

5. 支給対象になる方は「年金生活者支援給付金」の申請手続きを忘れずに

この記事では、「年金生活者支援給付金制度」の支給対象者や2025年度の給付基準額、申請手続きについて詳しく解説しました。

2カ月に1度の公的年金支給日に、年金収入に加えて年金生活者支援給付金を受け取れると、家計にとって大きな助けになるでしょう。

申請が必要な給付金となっていますので、ご自身が支給要件を満たしているかよく確認しておくことが大切です。

しかし、それでも老後の資金計画に不安を感じる方もいるでしょう。

老後のお金を考える上で、まず基本となるのは、ご自身が将来どれくらいの年金を受け取れるのかを把握することです。

日本年金機構による「ねんきん定期便」や、オンラインで確認できる「ねんきんネット」などを活用して、早めにご自身の年金見込額を確認しておくことをおすすめします。

ゆとりのあるセカンドライフを目指すには、現役時代にどれだけ準備できるかが重要になります。

もし老後資金に心配があるなら、家計の状況や資産全体のバランスを把握したうえで、生活に無理のない範囲でコツコツと資産形成をはじめてみてはいかがでしょうか。

※この記事は再編集記事です。

参考資料

矢武 ひかる