2. 65歳以降の介護保険料はどう納める？

65歳になると、介護保険料の納め方も大きく変わります。基本となるのは、年金から自動的に差し引かれる「特別徴収」です。

年金受給者の多くがこの方法となり、手続きの必要はありません。

一方、次のような場合には口座振替で支払う「普通徴収」となります。

  • 年金額が一定基準（年額18万円未満）に満たない場合
  • 年度途中で65歳を迎え、特別徴収への切り替え準備期間に該当する場合
  • 転居などで自治体が変わり、特別徴収の手続きが間に合わない場合

普通徴収になると、自治体から送付される納付書や口座振替により個別に支払う必要があります。

年金生活へ移行するタイミングは、家計管理が大きく変わる時期でもあります。「いつ、いくら引き落とされるのか」「自分は特別徴収と普通徴収のどちらか」など、支払い方法を早めに確認しておくと安心です。