3.3 標準報酬月額のボリュームゾーンはどこ?
標準報酬月額は8万8000円から65万円まで32段階に区分され、厚生年金・健康保険ともに被保険者の多くが30万円前後に集中しています。
健康保険は区分が細かく上限も139万円と高いため、高所得層の報酬差をより正確に反映できる点が特徴です。一方、厚生年金は上限を超えると一律で65万円扱いとなり、実際の収入差が年金額に反映されづらいしくみになっています。
今回の法改正では、この上限が引き上げられることになり、現在65万円以上に該当する人は男性と女性合わせて約6.5%(約278万人)とされています。
