同社は製造業の中でCNCやロボットなど取り扱うファナックなどと比較されますが、企業を見る目が厳しい外国人投資家などからは、利益率や顧客のすそ野の広さ、ビジネスモデルによる収益構造などを考えると、キーエンスの方がスマートな企業という評価がされることがあります。

ダイキン工業

空調大手のダイキン工業。日本人でも多くの方がご存知かと思います。

とはいえ、実は日本でよりも世界で活躍するグローバル企業です。

連結の従業員数は7万263人。一方で、提出会社(単体)であるダイキン工業株式会社の従業員数は7036人。これだけ見ると、単体の従業員数は全体のわずか10%に過ぎません。この数値には驚きです。

もちろん単体以外の連結子会社などが必ずしも海外にあるというわけではありませんが、同社はこれまで数多くの海外企業の買収を行ってきました。

平成19年1月には、マレーシアに本社を置く「OYL インダストリーズ バハッド」の全株式を取得し、子会社化。平成24年11月には米「グッドマン グループ グループ インク」を子会社化などしています。

2018年3月期の有価証券報告書によれば、グッドマンの売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)は3782億円、当期純利益は100億円。また大金(中国)投資有限公司は、売上高が2307億円、当期純利益は351億円となっています。