平均寿命の伸長により「人生100年時代」が現実となった日本。現役世代として活躍し続けるシニアが増える一方で、老後生活に対する不安も高まっています。

生命保険文化センターが2025年10月に公表した「2025(令和7)年度 生活保障に関する調査《速報版》」では、83.2%もの人が老後生活に「不安感あり」と回答。

その具体的な不安の内容として、「公的年金だけでは不十分」が79.8%と最も高く、公的年金への関心が改めて集まっています。

この記事では、老後の生活を支える公的年金の現状にフォーカス。「国民年金」と「厚生年金」という日本の2階建て年金制度の基本を改めて整理し、現役時代の働き方や収入による年金額の違いを具体的に解説します。

さらに、今まさに年金を受け取っている60歳代から80歳代のシニアが実際に受け取っている平均月額リストを年齢別にご紹介。

2025年度に1.9%増額した最新の年金額情報や、受給開始年齢を調整できる「繰上げ・繰下げ」の選択肢を含め、あなたの「長寿リスク」と向き合い、充実したセカンドキャリアの設計にお役立てください。