4. 成年後見制度「誰に頼んでいる?」後見人の約8割を占めるのは?
成年後見人等(成年後見人、保佐人及び補助人)の担い手は、親族よりも親族以外、つまり専門職が多数を占めています 。
親族以外が選任されたのは全体の約82.9%に対し、配偶者や子などの親族が選任されたのは約17.1%に留まっています 。親族以外の内訳を見ると、司法書士が34.7%で最も多く、次いで弁護士が25.7%、社会福祉士が20.1%となり、これら三つの専門職で大半を占めています 。
親族が選ばれたケースでは、子が52.5%と過半数を占めています 。このように、財産管理の複雑化や親族間のトラブル回避のため、成年後見制度のサポートは、法律や福祉の専門家が担う「社会的なサポート体制」へと移行していると言えます 。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
FP資格「CFP®認定者」及び「1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)」を保有。
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。独立後はファイナンシャルプランナーとして公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。また、マネースクール講師としてNISA、iDeCoを含む資産運用、社会保障など幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMO編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーとして、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。
大の犬好きで、現在も愛犬と暮らす。JADP認定の「動物介護士®」「動物介護ホーム施設責任者®」「ペットセラピスト®」の資格を取得。確かな金融知識を持ちながらも、生活者としてのリアルなライフスタイルやペットケアへの深い造詣を日々の活動の糧としている。
(2026年6月26日更新)