2.2 制度利用の目的「どんなことが心配?」
制度を利用する最大の理由は「預貯金などのお金の管理・解約」で、92.7%の申立てでこの動機が挙げられています。成年後見制度は、判断能力の低下による経済的リスクを防ぎ、その後の暮らしを守るための重要な仕組みです。
3. 法定後見制度、3つの類型「補助」「補佐」「後見」とは?
法定後見はすでに判断能力が十分でない方を対象に家庭裁判所が後見人を選び支援する制度です。一方、任意後見は、まだ判断能力が十分なうちに将来に備えて自分で後見人と権限を契約で決めておく制度です。
3.1 法定後見制度の3つの類型
法定後見制度は、ご本人の障害や認知症の程度に応じて、「補助」「保佐」「後見」の3つの類型(種類)が用意されています。
補助
重要な手続き・契約の中で、ひとりで決めることに心配がある方が対象です。一部の限定された手続きなどについて、一緒に決めてもらったり、代わってしてもらったりします。
保佐
重要な手続き・契約などを、ひとりで決めることに心配がある方が対象です。財産にかかわる手続きなどについて、一緒に決めてもらったり、代わってしてもらったりします。
後見
多くの手続き・契約などを、ひとりで決めることがむずかしい方が対象です。すべての契約などを代わってしてもらいます。
家庭裁判所によって選ばれた成年後見人等(補助人・保佐人・成年後見人)は、ご本人の利益を考え、ご本人を代理して法律行為をしたり、同意を与えたり、不利益な行為を取り消したりすることで保護・支援します。

