4. おわりに
この記事では、後期高齢者医療制度の財源の仕組み、保険料がなぜ上がったのか、そして地域ごとの違いを解説してきました。
制度は「現役世代からの支援金」「公費」「保険料」の3本柱で支えられていますが、令和6・7年度には保険料が全国的に上昇しました。
その背景には、負担割合の見直しや出産育児一時金を支える新制度の導入など、少子化対策と全世代型社会保障を目指す動きがあります。地域差も大きく、生活設計に影響するため、年末の家計見直しとあわせて確認しておくことが大切です。
参考資料
マネー編集部社会保障班
執筆者
マネー編集部社会保障班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに社会保障制度や社会福祉、公的扶助、保険医療などをテーマに関する記事を執筆・編集・公開している。
マネー編集部社会保障班は、地方自治体職員出身の太田彩子、日本生命保険相互会社出身の村岸理美、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子など、豊富な経験と知識を有した編集者で構成されている。表彰歴多数の編集者も複数在籍。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務や、国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担った実務経験者も在籍している。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年8月26日)