年収の分布について

まず、年収の分布について見てみましょう。

以下、調査に参加した世帯の年収別の分布は以下のようになっています。

  • 収入はない:1%
  • 300万円未満:17%
  • 300万円以上500万円未満:29%
  • 500万円以上750万円未満:23%
  • 750万円以上1000万円未満:8%
  • 1000万円以上1200万円未満:4%
  • 1200万円以上:4%
  • 無回答:16%

まず、年収1000万円以上の世帯が全世帯に対して8%あるということが分かります。二人以上世帯の調査であるため、一人で年収1000万円以上あるケースや夫婦共働きなどのケースも含まれているでしょう。

また、年収300万円未満の世帯が18%あることが分かります。定年退職後の世帯が含まれているでしょうから、この程度の比率になると思われます。

もっとも世帯数として最も多いのは、年収が「300万円以上500万円未満」です。同年収帯の世帯は全体の約3割を占めています。こうしてみると、いわゆる日本の世帯の年収におけるボリュームゾーンはこの年収帯だと言えます。