いざ老後を迎える時に、「投資に失敗して貯蓄がなくなった」なんてことにならないよう、老後の資金は徹底的に確保しておくことが重要です。お金を増やそうと、損失リスクの高い投資には充てないように心掛けましょう。

とくに定年退職後は、銀行や証券会社のセールスマンから「退職金を増やしませんか」と営業を受けるケースもあります。「高い分配金が得られる」と誘われることあるでしょう。とはいえ、手数料体系やリスクなどの情報を理解していないまま、老後の資金を任せるのは禁物です。

「話がうますぎる」と感じたら、なにかあるのではと警戒しておきましょう。老後の資金を守り抜くためにも、投資話には慎重に接しておくと安心です。

まとめ

せっかくの老後生活なのに、お金に困ってばかりの毎日というのは避けておきたいところ。お金の心配なく過ごすためにも、年金や退職金以外の貯蓄に取り組んでおくことが大切です。

注意点は、損失リスクのある金融商品に安易に手を出さないこと。とくに元本割れの可能性がある商品は、せっかくの貯蓄を減らしてしまう危険も伴います。老後の資金や退職金でまとまったお金が手元にあったとしても、必要な分はしっかりと確保しておきましょう!

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

LIMO編集部