12月15日の年金支給日に「年金生活者支援給付金」が振り込まれるのはどんな人？新対象者は12月支給分から「年金にプラス」でもらえます 申請が遅れた人は2026年1月5日までに手続きを

2. 年金生活者支援給付金の支給要件と最新給付基準額

年金生活者支援給付金の支給要件と最新給付基準額を、種類ごとに分けて紹介していきます。まずは老齢年金生活者支援給付金について見ていきましょう。

2.1 老齢年金生活者支援給付金

1. 65歳以上の老齢基礎年金の受給者であること
2. 同一世帯の全員が市町村民税非課税であること
3. 前年の公的年金などの収入額（※1）と、その他の所得の合計が、生年月日に応じて定められた基準額以下であること

• 昭和31年4月2日以降生まれの方：90万9000円以下
• 昭和31年4月1日以前生まれの方：90万6700円以下（※2）

※1 障害年金や遺族年金といった非課税収入は合計額に含まれません。
※2 収入と所得の合計額が一定の範囲内（昭和31年4月2日以降生まれの方は80万9000円超90万9000円以下、昭和31年4月1日以前生まれの方は80万6700円超90万6700円以下）に該当する方には、「補足的老齢年金生活者支援給付金」が支給されます。

給付基準額

老齢年金生活者支援給付金の2025年度の給付基準額は5450円です。2024年度は5310円であったため、前年より140円引き上げられました。

年金生活者支援給付金は、物価などの変動に応じて毎年改定が実施されています。そのため、固定の金額が支給され続ける制度ではないので留意しておきましょう。