就職活動も本格化し、大学3年生は業界研究や企業研究などもさらに進んでいるのではないでしょうか。新卒の人気就職先としてあげられるのは、総合商社、メガバンク、外資コンサルティング会社、外資系金融機関、グーグルなどのグローバルテック企業ではないでしょうか。今回は、外資系コンサルティング、特にマッキンゼーについて、各大学の学部生の進路先データから、どの大学からどの程度の人数が就職できるのかについて見ていきたいと思います。
コンサルティング会社の生産性はどうはかるのか
いわゆる戦略系コンサルティング会社(この言葉自体もすでに古めかしいですが)は、顧客から案件・プロジェクトを獲得し、どの程度の人員を割り当て(アサインする)て、プロジェクトを進行し、最終的には価格に見合った顧客満足を得るというのが主な仕事の流れです。
コンサルタントの生産性は売上高(レベニューと呼ぶこともあるでしょう)を人数で割ったものがコンサルタントの生産性となります。
つまりより大きな売上高をより少ない人数で回すことができれば、会社としては採算の良いビジネスということになります。
とはいえ、そのあたりは発注する顧客もよくわきまえているので、「どれくらいの人数で、どれくらいの期間がかかるので、これくらいの予算でよいですよね」というのは常に話題に出ます。それ以上の生産性を求めようとすれば、「プラス何か」を求められるともいえます。
コンサルティング会社の給料とは
コンサルタントは高給取りのイメージがあるのですが、どうなのでしょうか。
「マッキンゼーやボストン コンサルティングのコンサルタントは一体どのくらい稼いでいるのか」にあるようにマッキンゼーの一人当たり平均売上高は約4800万円となっていいます。コンサルタントはこの会社があげた売上のうちどの程度が自分の懐に入ってくるかが自分の関心ごととなります。
業界ごとに見ていくと面白いのですが、会社のネームでこの一人当たり売上高は異なってきており、外部の評価とともに概ねこの生産性が並んでいくというのは興味深いです。
東大、京大、慶應、早稲田、一橋の新卒で何人がマッキンゼーに入社できるのか
東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学、一橋大学(ここでは商学部)といった大学では、いいずれも、メガバンク、総合商社、コンサルティング会社に就職をしていきます。
これらの就職先については採用人規模によって、また大学ごとにばらつきはありますが、場合によっては二桁人数規模で就職先としてリストアップされています。
マッキンゼーはどうでしょうか。
まず、2017年度の慶應義塾大学については、各学部3名以上の進路として上位20社の開示となっているため、1、2名の場合には把握できませんが、進路先として3名以上のリストには上がってきません。
また、早稲田大学の場合には、学部及び研究科で就職者5名以上のリストとなっていますが、そのリストには掲載されていません。
次いで、京都大学も詳細な開示があるものの、マッキンゼーの名前は見当たりません。
一橋大学については同大学商学部についてのみですが、こちらもリストに上がっていません。
こうした各大学の就職状況である一方、東京大学の2017年度の学部卒業生の就職先としてマッキンゼー・アンド・カンパニーが第7位にランクインし、人数として11人を送り出しています。11人の学部生が就職するのはほかに、野村総合研究所、伊藤忠商事という具合です。
マッキンゼーに行きたければ東大の門をたたけ
他の大学の開示方法の違いで詳細な比較はできません。
しかし、東大からマッキンゼーへの就職人数は群を抜いて多いといえそうです。また、卒業人数における比率に関しても、これまた東大は高いといえそうです。
こうした状況を踏まえると「マッキンゼーに行きたければ東大に行け」という話は実績をみれば、YESといえそうです。
【参考文献】
- 慶應義塾大学「慶應義塾大学 2017年度 上位就職先企業(3名以上上位20社)」
- 早稲田大学「2017年度 早稲田大学進路状況」
- 東大新聞オンライン「2017年度就職状況 外資系コンサル躍進 三大銀行は上位堅持」
- 京都大学学生総合支援センター キャリアサポートルーム「就職のしおり 2019」
- 一橋大学商学部「データから見る実際の進路」
LIMOキャリア部