3. 【二人以上世帯】年代別「金融資産の保有割合」|資産の半分以上が貯蓄もしくは保険
J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」では、年代別の金融資産の保有割合を公表しています。
かつては「日本の個人金融資産は預貯金が中心」という傾向にありましたが、現在では60歳代の金融資産のうち、預貯金や金銭信託は40%強にとどまっています。70歳代でも45%程度です。
そのほかの部分の多くは株や投資信託などの投資有価証券が主となっています。60歳代では、全体のおよそ37%を投資有価証券(債券・株式・投資信託)が占めています。
貯蓄を投資に回して運用益を得れば、取り崩しによる減少を補ってくれるため、資産が枯渇する時期を遅らせられます。
結果として、よりゆとりのある老後生活を送ることが可能です。現役世代の方もすでに年金受給が始まっている方も、すぐに使用する予定のない余剰資産は、投資に回すのが有効な老後に向けた対策のひとつといえます。
