毎年11月11日は、厚生労働省が介護についての理解と認識を深める目的で定めた「介護の日」です。
内閣府「令和4年 高齢者の健康に関する調査結果」では、65歳以上の約9割が将来の介護費用を自身の資産から出すつもりだと回答していますが、いざ直面すると、その費用の実態はつかみにくいものです。
本記事では、「介護の日」を機に、令和のシニア世代の公的年金(国民年金・厚生年金)の受給状況と、介護にかかる費用や期間に関する最新データを見ていきます。
株式会社ハルメクホールディングスが実施した「介護に関する意識・実態調査」(2025年11月6日公表)の結果から、「自分は自宅で、家族は施設で」という介護の理想と現実のギャップにまつわるデータもご紹介します。
働き盛りのみなさんが、親御さんの老後資金やご自身の介護への備えを考えるヒントとなれば幸いです。