3. “人生100年時代”に備える視点―平均寿命は男女とも80歳以上に
平均寿命の延伸は喜ばしいことではありますが、「長生きリスク」という言葉も生まれました。長生きリスクとは、長生きすることで老後に備えた資金が枯渇し、生活が経済的に困窮するリスクのことです。
厚生労働省の「令和6年簡易生命表の概況」によると、最新の平均寿命は男性が81.09年、女性が87.13年でした。
65歳で完全にリタイアすると仮定した場合、男性は15年以上、女性は20年以上の老後期間が発生する計算です。日本では平均寿命が延びており、90歳、95歳まで生きる人の割合も増加しています。
長生きリスクは多くの人にとって現実的な問題となっているため、計画的な備えが欠かせません。
