2. 飲食店でのカスハラ行為について細かく調査を実施
今回は、他の業種よりカスハラが起きやすい飲食店について、より詳しく調査を行っています。
飲食店でのカスハラ行為について、最も多くの回答者が「店員への暴言・怒鳴り声」を挙げ35.6%となりました。さらに、「土下座や謝罪の強要」、「過度なクレームや執拗な要求」が続いています。
「店員への暴言・怒鳴り声」と答えた人は、理由として以下を挙げています。
- 怖いから。(20代・女性)
- 一番メンタルにきそうだから。(30代・女性)
- 周りにも影響があるから。(40代・女性)
- お客に強く言えない立場の店員さんに暴言をはくのは最低。(40代・男性)
- 見苦しい。(50代・男性)
さらに、「土下座や謝罪の強要」については、
- 一番度が過ぎていると思ったから。(30代・女性)
- ちょっとやりすぎだから。(40代・男性)
- 土下座や謝罪を要求することは、相手のプライドを傷づける行為で、要求された方は精神的ダメージが大きいから。(60代・男性)
「過度なクレームや執拗な要求」については、
- 必要以上の要求や、明らかにおかしな発言や態度をお店側にとることは許されないと思うため。(30代・女性)
- 店側が断りづらい状況を利用しているのが悪質です。(40代・男性)
- 行き過ぎたクレームは迷惑でしかないから。(50代・女性)
を回答理由に挙げています。
カスハラが起きる要因の一つには、「客は店員より立場が上」という歪んだ優越感や自己中心的な考え方があります。
「店員への暴言」や「土下座の強要」は、周囲の客も不快にさせる行為となり営業妨害です。スタッフにも悪影響を与える行為で、極めて悪質だと捉えられています。
