近年では、飲食店や小売店、サービス業の現場で働く人々を苦しめる「カスタマーハラスメント(カスハラ)」が社会問題となっています。

しかし、通常のクレームとカスハラの境界線は曖昧で、何をしたら問題行動とされるのか難しいポイントです。

そこで、株式会社NEXERは「居抜きの神様」のサポートを受けカスハラについてのアンケート調査を実施。事前調査で「カスハラという言葉を知っている」と回答した全国の男女669人を対象に、アンケートを行い結果を発表しています。

果たして、世間の人たちはカスハラについて、どんなイメージをもっているのでしょうか? 調査結果を見ていきましょう。

引用元:「株式会社NEXERによる居抜きの神様のサポートを受けた調査」

1. 世間の人が考える「カスハラ」のイメージとは?

今回の調査では、まずカスハラについてどんなイメージがあるのか、自由回答で聞きました。カスハラのイメージとして、以下のような意見があります。

  • 自分に余裕がない人が八つ当たりしているように思える。(30代・女性)
  • 客という立場を利用してあくどい客が非常識なことを要求するイメージ。(40代・女性)
  • 理不尽なクレームをつける高齢者のイメージ。(50代・女性)
  • ストレスのはけ口にしている人がやる。(50代・男性)
  • お客様は神様ですという言葉を曲解して、店員や販売員等に対して何を言っても許される等、勘違いして理不尽な要求を繰り返す馬鹿な人間。(60代・男性)
  • 客が店の人に食って掛かって、とってもみっともない、日本人らしくない。(60代・男性)

さらに、飲食店においては、8割以上の人が「店員への暴言・怒鳴り声」や「過度なクレームや執拗な要求」、「土下座・謝罪の強要」をカスハラ行為と認識しています。