富裕層というと、どういった人々を思い浮かべますか。今回は世界有数の金融機関であるクレディ・スイスの「2018年 グローバル・ウェルス・レポート」と総務省の家計調査を参考に、日本のお金持ちについて見ていきましょう。

富裕層の人数でトップは米国、日本は?

2018年10月にクレディ・スイスが発表した上記のレポートによると、100万米ドル(約1億1000万円)以上の資産を有する成人の数で、世界第1位は米国の1735万人、2位は中国の348万人、日本は3位の280万人でした。

同レポートでは、100万米ドル以上の資産を有する成人を「ミリオネア層」、5000万米ドル(約55億円)以上の純資産(資産から負債を引いたもの)を有する成人を「超富裕層」と呼んでいます。その超富裕層、日本では3580人で世界で5番目に多いという結果になっています。

日本のお金持ちは高齢者?

次に日本の、特に高齢者世帯の貯蓄について、2018年5月に総務省統計局が発表した「家計調査報告[貯蓄・負債編]平成29年(2017年)平均結果の概要(二人以上の世帯)」の概要を見てみましょう。

なお、このデータは総務省が「高齢者世帯」として定義する「二人以上の世帯のうち世帯主が60歳以上の世帯」の2017年平均の貯蓄現在高を示すものです。また、ここでいう「貯蓄」には、銀行等への預貯金だけでなく、株式、債券、投資信託、生命保険なども含まれます。

高齢者世帯では貯蓄現在高2500万円以上が3割

同調査で高齢者世帯の貯蓄現在高を見ると、平均値は2384万円という結果でした。一方、貯蓄現在高の中央値は1639万円で、平均値よりも低い水準です。中央値というのは、データを小さい順(あるいは大きい順)に並べた真ん中の値のことです。そして、貯蓄現在高2500万円以上の世帯は34%と、全体のおよそ3分の1です。

貯蓄現在高4000万円を超える世帯は18%

驚くべきは、貯蓄現在高4000万円を超える世帯が約18%、ざっくり言うと5世帯に1世帯という点です。その一方で貯蓄現在高500万円以下の世帯は20%存在しています。4000万円以上と500万円以下とがともに2割と、格差が顕著になっていることがわかります。

お金持ちの特徴とは?