最後に、金融機関勤めの女性たちが語る「お金の現場で感じる、お金持ちの共通点」から代表的なものをご紹介します。

自分自身の価値感を大事にしている

お金持ちの特徴として最も多かったのは、「自分を持っている」という点でした。具体的には「流行に流されず、自分の価値観を大切にしている」ということです。信念があるからこそ経営者などになる人が多いのかもしれません。ただ、「それに反することにも敏感で、時に我が強く意地が悪いと感じる」という意見もありました。

言動や見た目からお金があることを匂わせない

金融機関へ来て営業マンなどに「お金なんてどれだけ持っていてもそんなにいいもんじゃない」など、自分がお金を持っていることをアピールする人は、普通の人よりは資産があっても図抜けたレベルではないようです。また、本当のお金持ちはブランドものや高級車などで見た目を飾ることが少なく、むしろ外見は地味だといいます。

おわりに

クレディ・スイスのレポートによると、日本の成人1人当たりの平均資産額は、2018年半ばまでの12カ月間で2.1%増加して 22万7235米ドル(約2500万円)でしたが、2000年の19万1990米ドル(約2100万円)からは18%の増加にとどまっているとのこと。伸び悩みの理由は、株式市場と不動産の不安的な動き、低金利や以前よりも貯蓄率が低下していることにあるそうです。

参考:「米国と中国がリードし、世界の富は引き続き増加」(クレディ・スイス プレスリリース)

LIMO編集部