積立投資って損じゃないの? そのメリットは何なのか

2018年1月から始まったつみたてNISAの制度や自分で年金の準備ができるiDeCo(個人型確定拠出年金)など、毎月の積み立てで資産形成をするための制度の知名度も上がってきました。実際に始めている人やそろそろ始めてみようと思っている人も多いのではないでしょうか。

投資はさまざまな要因で生ずる相場の動きに左右されるものです。では、2018年に積立投資をしていた場合のパフォーマンスはどうだったのでしょうか? また、積立投資をするメリットは何なのでしょうか?

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2018年に毎月積立投資をしたら?

もし、2018年に積立投資をしていたとしたら結果はどうだったのか、実際の相場を勘案して以下のような前提で計算しました。

  • 毎月1万円を2018年1月からTOPIXのインデックスに投資をする
  • 毎月末(営業日)のTOPIXの終値で購入(12月分は12月25日に購入したとする)
  • 総資産を計算するTOPIXの株価指数は2018年12月25日終値ベース
  • 売買手数料及び買付手数料は考えない
  • 信託報酬は考えない

毎月1万円積み立てることにより、年間では12万円を投資したことになります。また、毎月定額を積み立てるので、TOPIXの株価指数が上昇すると購入数量が減り、下落すると購入数量が増えることになります。投資の大原則ですが、株価指数の高い時に購入してそのあと下がれば含み損を抱えることになってしまいます。

2018年1月末のTOPIXは1837ポイントでしたが、12月25日には1416ポイントまで下落ました。結果として、2018年に投資した資産の合計金額はは9万9601円となり、投資金額合計の12万円と比べると約17%分の資産が減少していることになります。つまり、2018年から毎月積立投資をした人は残念ながら含み損を抱えるという結果です。

積立投資をするメリットは?

実際に2018年から積立投資を始めたという人の場合、米中貿易摩擦の影響などで含み損を抱える結果になってしまったケースが多かったと思います。このような結果を見ると、積立投資をするメリットはないように感じてしまいますよね。では、積立投資をするメリットは何なのでしょうか。

時間と価格の分散ができる

上述の場合とは逆に、積立投資はマーケットが下落するトレンドの中でも定額の購入を続け、その後に上昇するときには利益を得られる可能性があります。しかし、現在の水準が高いのか安いのかということは結果論であり、購入時には分かりません。

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執筆者
LIMO編集部
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LIMO編集部は、日本生命やフィデリティ投信で証券アナリストやポートフォリオマネージャーであった泉田良輔を中心に、国内外大手金融機関勤務経験、ビジネスネットメディア運営経験者や大手ファッション誌や雑誌の元編集長、学習参考書などの書籍校閲・校正経験者、またWebマーケティングスペシャリストなどが編集や執筆作業を行い、運営をしています。沿革としては、LIMOの前身である投信1(トウシンワン)は個人投資家向け金融経済メディアであるLongine(ロンジン)の執筆者である国内外大手証券会社で証券アナリストや運用会社のファンドマネージャーとして長年の調査や運用経験を持つメンバーやビジネス系インターネットメディア運営経験者等を中心に立ち上げました。サブスクリプションモデルで一定の成功を収めていたLongineですが、グループ内で新サービスを展開ることとなり、多くの読者の声に惜しまれながらLongineのサービス自体は2020年3月に終了となりました。Longine編集部メンバーは引き続きLIMO編集部のメンバーとして在籍し、お金のプロとしてコンテンツ編集や情報を発信しています。LIMO編集部は、国内のみならずグローバルの視点から、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデア、ビジネスパーソンの役に立つ情報をわかりやすくお届けします。