3. シニアの暮らし「半数以上が苦しい」
現代のシニアが「生活が苦しい」と感じている状況は、統計からも読み取ることができます。厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」で、シニア世帯の生活意識を見ていきましょう。
【高齢者世帯の生活意識】
- 大変苦しい:25.2%
- やや苦しい:30.6%
- 普通:40.1%
- ややゆとりがある:3.6%
- 大変ゆとりがある:0.6%
半数以上(55.8%)が「大変苦しい」「やや苦しい」と回答し、日々の生活に経済的な厳しさを感じています。
一方、全体の40%が「普通」と回答し、「ややゆとりがある」「大変ゆとりがある」と回答した世帯は4.2%です。
シニア全体で言うと、2人に1人は「経済的な余裕がない状況」であることがわかります。
