4. 終活を支援、各自治体の動きとは?
近年、終活サポート・終活支援を行う自治体は増えています。たとえば兵庫県高砂市では、「エンディングプラン・サポート事業」という取り組みを行っています。これは、対象者となる一人暮らしの高齢者など、将来の葬儀や納骨に不安を抱える方を対象に、市が葬祭事業者との契約をサポートする制度です。
あらかじめ生前に準備をしておくことで、もしものときに契約内容がきちんと実行されるように支援してくれる仕組みになっています。こうした取り組みは、人生の最期を安心して迎える備えであると同時に、今を前向きに生きる力にもつながると言えるでしょう。
また、神奈川県横須賀市の地域福祉課には終活支援センターがあります。対象者になる一人暮らしの高齢者が安心して人生の後半期を迎えられるよう、葬儀や納骨などを事前に契約し支援する「エンディングプラン・サポート事業」を実施。さらに、終活ノートやお墓の情報を市に登録し、万一の際に医療機関や家族に共有できる「わたしの終活登録」制度も用意し、市民の意思を尊重する体制を整えています。
お住まいの地域でも、同じような終活支援の取り組みが行われているかもしれません。自治体の窓口やホームページを確認してみることで、不安の種を早めに解消できる可能性があります。人生の最期に備えを整えることは、これからの毎日を前向きに、より生き生きと過ごす力にもつながるでしょう。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
FP資格「CFP®認定者」及び「1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)」を保有。
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。独立後はファイナンシャルプランナーとして公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。また、マネースクール講師としてNISA、iDeCoを含む資産運用、社会保障など幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMO編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーとして、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。
大の犬好きで、現在も愛犬と暮らす。JADP認定の「動物介護士®」「動物介護ホーム施設責任者®」「ペットセラピスト®」の資格を取得。確かな金融知識を持ちながらも、生活者としてのリアルなライフスタイルやペットケアへの深い造詣を日々の活動の糧としている。
(2026年6月26日更新)