年金はいくらもらえる？60歳～89歳までの平均額を一覧でわかりやすく紹介シニア必見！老齢年金の平均月額を年齢別に確認

年末が近づく12月は、1年の家計を振り返り、これからの暮らしについて考えるきっかけが増える時期です。

年金支給日や来年の制度改正の話題に触れ、「自分はいくらくらい年金をもらえるのだろう」「老後の生活は本当に成り立つのか」と不安や疑問を感じている人も多いのではないでしょうか。

物価の上昇が続くなかで、年金収入と生活費のバランスは、現役世代にとっても他人事ではありません。

ニュースや周囲の話を聞いても、国民年金と厚生年金の違いや、平均的な受給額の実態は意外と分かりにくいものです。

年末のこのタイミングだからこそ、一度立ち止まって年金の基本を整理しておくことは、将来の安心につながります。本記事では、公的年金の基本から平均受給額の実態までをわかりやすく整理し、これからの生活設計に役立つ情報をお届けします。

1. 【2025年度】公的年金は前年度よりも「＋1.9％」増額改定

公的年金の受給額は、物価や賃金の変動を反映して毎年度見直されます。

2025年度については、前年度に比べて1.9％の増額が決定しています。

2025年度の年金額の例（厚生労働省公表）

出所：厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」

※1 昭和31年4月1日以前生まれの方の老齢基礎年金の満額は月額6万9108円（対前年度比＋1300円）
※2 厚生年金は「男性の平均的な収入（平均標準報酬（賞与含む月額換算）45万5000円）」で40年間就業した場合に受け取り始める年金（老齢厚生年金と２人分の老齢基礎年金（満額））の給付水準

さらに、公的年金は「偶数月の15日」に支給されると定められており、15日が土日と重なる場合には、その直前の平日に前倒しされます。

支給対象は、それまでの2か月分の年金です。

2025年の具体的な年金支給スケジュールは、以下のカレンダーにまとめています。

【一覧表】2025年年金支給日カレンダー

【一覧表】2025年の年金支給日カレンダー