涼やかな秋風を感じながら、心ゆくまでガーデニングを楽しめる季節がやってきました。この時期に球根植物と一年草を植え込んでおくと、秋から春にかけて移り変わる庭の風景を楽しめます。

晩秋から早春、そして春爛漫の季節へとバトンをつなぐように咲く花々。今回は秋~春まで季節ごとの変化を楽しめる秋植え球根植物や一年草を、参考価格とともに紹介します。

記事最後には、秋植え球根植物や一年草で季節の移り変わりを楽しめる庭づくりのコツもお伝えしますので、さっそく見ていきましょう。

1. この記事で紹介する「秋植え植物で秋~春の移り変わりを楽しむ庭」にまつわるあれこれ

1/9

オレンジ色のチューリップと、オレンジ・青・白など色とりどりのパンジーが咲く花壇

Manokhina Natalia/shutterstock.com

  • 狭い庭OK!春庭が華やかになる《秋植え球根植物》3選
  • 狭い庭OK!晩秋~春ずっと花咲く《寒さに強い一年草》3選
  • 秋植え球根植物&一年草で「季節の移り変わりを楽しむ庭づくり」4つのコツ

※今回ご紹介する一年草には、原産地では多年草だけれど、日本の気候では一年草扱いとされている植物も含まれています。

2. 狭い庭OK!春庭が華やかになる《秋植え球根植物》3選

2.1 チューリップ

品種豊富な春の定番花「チューリップ」2/9

オレンジ色の花を咲かせている、チューリップ

Joe Kuis/shutterstock.com

春花壇を彩る球根植物の代表格であるチューリップ。一重・八重・フリンジ咲き・ユリ咲きなど花の形が多彩なだけでなく、早咲きから遅咲きまで開花時期も幅広く、組み合わせることで数週間にわたる「開花リレー」を楽しめます。

※参考価格:50円~200円前後(球根1球)

2.2 ラナンキュラス

バラのように豪華な花が咲く「ラナンキュラス」3/9

ピンクの花を咲かせている、ラナンキュラス

Hazoor A. Hazoor/shutterstock.com

ラナンキュラスはバラのような豪華さが魅力の球根植物。薄い花弁が幾重にもなり、春の庭にボリューム感を与えます。パステル系からビビッドな色まで花色が豊富で、春花壇の主役に最適です。

※参考価格:100円~300円前後(球根1球)

2.3 ムスカリ

小さいブドウのような花がユニークな「ムスカリ」4/9

青い花を咲かせている、ムスカリ

Kabar/shutterstock.com

小さなブドウの房のような花姿がユーモラスなムスカリ。一度植え付けると、分球して自然に増え、数年後には見事な群生を作り出します。草丈が低いので、背丈の高い植物の足元を埋めるグランドカバーに最適です。

※参考価格:50円~150円前後(球根1球)

3. 狭い庭OK!晩秋~春ずっと花咲く《寒さに強い一年草》3選

3.1 パンジー・ビオラ

品種豊富で寒さに強い「パンジー・ビオラ」5/9

紫・黄色・白など色とりどりの花を咲かせている、パンジー

kwanchai.c/shutterstock.com

パンジー・ビオラは真冬の寒さにも負けず、春まで途切れることなく開花。品種が豊富で、シックな単色からカラフルなフリル咲きまで多種多様です。こぼれ種からも開花するほど強健な性質で、初心者でも安心して育てられます。

※参考価格:100円~600円前後(3号ポット苗)

3.2 スイートアリッサム

香りのよい、可憐な小花「スイートアリッサム」6/9

白い花を咲かせている、スイートアリッサム

Svetlana Buzmakova/shutterstock.com

小さな花が密に集まり、株全体がこんもりとしたドーム状に広がるスイートアリッサム。ほふく性があり、花壇の縁取りや、球根植物の足元を彩る下草として最適です。香りもよく、可憐な花が庭をナチュラルな雰囲気にしてくれます。

※参考価格:100円~700円前後(3号ポット苗)

3.3 ストック

甘い香りのゴージャスな花「ストック」7/9

ピンクや紫の花を咲かせている、ストック

Yui Yuize/shutterstock.com

ストックは直立した花茎に沿って、ゴージャスな花が密集するのが特徴。豊かな甘い香りを放ち、切り花としても人気です。白・ピンク・紫・赤などの花穂がすらりと立ち上がり、庭に立体感をもたらします。

※参考価格:200円~600円前後(3号ポット苗)

4. 秋植え球根植物&一年草で「季節の移り変わりを楽しむ庭づくり」4つのコツ

8/9

青いムスカリ、ピンクのチューリップ、紫のパンジーが咲いている花壇

Augenstern/shutterstock.com

4.1 冬の庭は一年草を主役にする

球根植物は秋に植え付けても、本格的な開花は春以降です。寂しくなりがちな冬の間は一年草に主役を担ってもらいましょう。春になると、これらの足元から球根の芽が顔を出し、暖かさが増すにつれて華やかになるという、季節の移り変わりを演出できます。

4.2 球根を一年草の下に仕込んでおく

狭いスペースでも効率よく楽しむために、植え付け方を工夫しましょう。球根は深く植えるものが多いので、一年草の根を傷つけないよう、先に球根を植えてから、その上部に一年草の苗を植え付けます。

4.3 開花時期をずらして「開花リレー」をさせる

春の感動を長く継続させるためには、早咲きから遅咲きまで、開花時期の異なる球根と一年草を選ぶのがポイント。いっせいに咲き終わってしまわず、庭が数か月にわたって段階的ににぎわい、移りゆく季節を長く感じることができます。

4.4 高低差を意識した立体的な配置にする

球根植物は背が高くなるものから低いものまでさまざま。これらを一年草の草丈と組み合わせ、高低差をつけて植えましょう。高さを変えることで、それぞれの花が魅力を発揮でき、花が咲きそろった際に立体的な美しい景観になります。

5. 移り変わる景色で、秋~春の庭を彩り豊かに

秋~春へと移り変わる庭づくりは、地中で春を待つ秋植え球根植物と、寒さに強い一年草を同時に植え込むことから始まります。これにより、冬の管理が楽になるだけでなく、春にはお互いを引き立て合う花の共演が楽しめます。

秋植え球根植物と、今が植え時の一年草を庭に植えて、秋~春へと移り行く景色を満喫してみませんか。

6. こちらの記事もおすすめ!うちの庭に「植えてよかった」秋・冬・早春の花をご紹介

うちの庭に「植えてよかった」秋・冬・早春の庭を彩る《秋植え多年草》9選!植えっぱなしOKです

こちらの記事では、兵庫県でガーデニングを楽しんでいる筆者が、毎年秋・冬・早春に咲く庭の花を実際の写真とともに紹介しています。

どれも秋植えで、植えっぱなしでも毎年美しい花を咲かせてくれる多年草ばかり。庭が寂しくなりがちな寒い季節に彩りが欲しいけれど、あまり手間はかけられない…という方におすすめです。