本記事では三菱重工業(7011)の株価について解説します。

2025年10月21日時点における過去1年間の株価の推移や最高値など、今後の投資判断や株価分析に役立つ情報をお届けするので、参考にしてください。

※リターンなど%表記のものは小数第三位を四捨五入した結果を表示しています。

1. 2025年10月21日の三菱重工業の株価は4268円

2025年10月21日時点、三菱重工業の株価(調整後終値)は4268円となっています。

また、1年前(2024年10月21日)の株価は2219円です。

仮に、2024年10月21日時点で三菱重工業の株を取得していた場合、リターンは+92.34%となります。

※株式分割が実施された場合は、分割前の株価についても遡及して分割後の調整値を採用しています

※リターン計算において配当、株主優待は考慮していません

2. 三菱重工業の1年間の株価推移【2025年10月21日時点】

三菱重工株の過去1年間の値動きをみていきましょう。

2024年の10月から2025年2月にかけては2000円近辺で推移しました。

3月に節目の3000円に迫りますが、米国の関税措置への警戒感が強まった4月7日に急落します。その後は騰落を繰り返しながらも右肩上がりで上昇し、8月13日に4124円の高値をつけますが、ここを天井に9月の終わりごろまで3000円台後半で推移しました。

9月30日深夜に2026年3月期の連結業績予想の下方修正(最終利益で従来予想比▲11.5%)を発表しましたが、連結子会社でフォークリフト大手の三菱ロジスネクストを非公開化することに伴うもので、売りは限られました。

急騰したのは10月6日(前日比+11.17%)で、4日に行われた自民党総裁選で高市早苗氏が新総裁に選出されたことが材料視されたためです。かねて防衛強化を主張してきた高市氏の政策実現に期待する買いが先行した形となり、一時は4251円の高値をつけました。

その後は公明党の連立政権離脱により、政局の見通し不透明感からもみ合う場面があったものの、高市総裁が内閣総理大臣に選出される可能性が高まるにつれ、同社株も上昇し、10月15日から20日は4営業日続伸しました。

21日午後に参院業院は本会議で首相指名選挙を実施し、自民党の高市総裁を第104代首相に選出しました。

三菱重工の株価は11時前に4473円と上場来高値を更新したものの、午後に高市総理誕生が伝わると材料出尽くしから売りに転じ、結局前日比▲3.26%安の4268円で取引を終えました。

※株価チャートは配信先によっては表示されていない可能性があるため、ご覧になりたい場合はLIMOにて記事をご参照ください。

三菱重工業の株価推移(1年間)

三菱重工業の株価推移(1年間)

出所:各種資料をもとに筆者作成

過去1年間における株価(終値ベース)の最高価格と最低価格は次のようになりました。

  • 最高価格:4412円
  • 最低価格:1987円

仮に最低価格および最高価格で売買できた場合、過去1年間で実現できた最高リターンは+122.04%です。

三菱重工業の株価推移(過去30営業日)

三菱重工業の株価推移(過去30営業日)

出所:各種資料をもとに筆者作成