厚生年金・国民年金、60歳～90歳代“ふつうの人” 「みんなの平均はいくら？」年金一覧表で見る年金の時効は5年、受給には年金請求書の提出が必要

年金の受給額は、物価や賃金の動向を踏まえて年度ごとに見直しがおこなわれます。その結果、2025年度は前年度に比べて1.9％の増額されています。

ただ、「自分や家族の年金は実際いくらもらえるのか？」という疑問を持たれる方もいるのでないでしょうか。そこで本記事では、この改定額を導入として、60歳～90歳代の「ふつうの人」が実際に受け取っている平均額を世代別に見ていきましょう。

1. 厚生年金、60歳～90歳代「みんなの平均はいくら？」

厚生労働省年金局の「令和5年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに、厚生年金（国民年金部分を含む）の各年齢における平均年金月額を、1歳刻みで見ていきます。

なお、厚生年金の被保険者は第1号～第4号に区分されており、ここでは民間企業などに勤めていた人が受け取る「厚生年金保険（第1号）」（以下記事内では「厚生年金」と表記）の年金月額（国民年金の月額部分を含む）を紹介します。