肌寒さを感じるようになり、秋から冬への季節の変わり目は体調管理が大切な時期ですね。秋の年金は今月の15日に支給されましたが、今年最後となる冬の年金支給日は12月15日(月)に予定されています。そんな公的年金ですが、賃金や物価の変動に応じて毎年見直されていることをご存知でしょうか。
この記事では、公的年金の基本的な仕組みに加え、厚生労働省の資料などでモデルとしてよく登場する「標準的な夫婦」の年金受給額など、2025年度の年金について解説していきます。
1. 年金は毎年見直される「国民年金と厚生年金の受給額はいくら?」
公的年金の支給日は「偶数月の15日(※)」です。
そのため、次回支給日の10月15日(水曜日)には「8月分と9月分」の年金が支給されます。
厚生労働省によると、2025年度の年金額の例は次のとおりとなります。
※15日が土日祝日の場合、直前の平日に前倒しされます。
- 国民年金(老齢基礎年金):6万9308円(1人分※1)
- 厚生年金:23万2784円(夫婦2人分※2)
※1 昭和31年4月1日以前生まれの方の老齢基礎年金(満額1人分)は、月額6万9108円
※2 平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)45万5000円)で40年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準
厚生年金のモデル世帯の場合、夫婦で月額「23万2784円」。これは「老齢厚生年金1人分+老齢基礎年金2人分」の合算です。
2カ月に一度の年金支給日には、2カ月分が合算で支払われます。この夫婦世帯の場合、10月15日支給の年金額は合算で「46万5568円」ですね。
これが「約46万5000円」の根拠となります。
