2. 国民年金と厚生年金の計算方法
国民年金と厚生年金の受給額を計算する方法について確認しましょう。
2.1 国民年金の計算方法
国民年金(老齢基礎年金)の年間受給額は「老齢基礎年金の満額×(保険料納付済月数÷480月)」で計算します。
納付月数が480月に近いほど満額に近づき、保険料の未納や免除があると受給額が減る仕組みです。
会社員や公務員の方は給与天引きなので未納のリスクはありませんが、自営業者の方は注意しましょう。
2.2 厚生年金の計算方法
厚生年金(老齢厚生年金)の年間受給額は「報酬比例部分+経過的加算+加給年金などの構成要素」で決まります。
端的にいうと、厚生年金保険の加入期間が長いほど、加入期間中の報酬が高いほど受給額が増える仕組みです。
将来の受給額を増やすためにも、心身の健康を保ってできるだけ長く働くこと、スキルアップやリスキリングを通じて報酬アップを目指す意識を持つことが大切です。
